2013年09月05日

誰だ!誰だ!誰だーー?!


8月某日 夜

実写版「ガッチャマン」を観に行ってきました。女優さんが悪いとか巷では色々言われているそうです
が、私はそんなに悪くはないと思いました。
むしろ、役者の演技やCG、映像はともかく、設定や脚本の方が、あーあ!!やっちゃったなぁ~って
感じでした。つまり、名前だけ「ガッチャマン」で中身は別物。
はじめのプロローグのナレーションを聞き始めた時点で設定が違ってるし、失望・・・・

この残念さ具合は、宇多田ひかるの元だんなが作った、「人造人間キャシャーン」に匹敵する
やっちゃった感でした。ちなみに、映像作家だけあって、映像だけはやたらHQで綺麗でしたけど。

それでも、「ガッチャマン」を知らない人が観る分には十分に楽しめる作品だと思います。
噂の女優さんもCMに出ている演技より上手かったと思いますよ。

ただし、映画として評価をする時に役者と演技が駄目なのと設定や物語が駄目な物とを
比べた時に、どちらがより映画の質が悪いんでしょうか?  

皆さんはどう思います?


それにしても、日本のアニメの実写版ってどうして、「やっちゃった感」で原作台無しが多いの
でしょうか?  


Posted by 清水表装店 at 23:01Comments(0)映画を観た

2013年07月18日

HPを自分で作ろう・・・

 久しぶりすぎる更新になります。

実は、自分でHPを作ろうと思い始めて、はや足掛け3年以上、ホームページビルダーも更新されまくってます。

友達からは 「HPより、こちらのブログの更新の方が有用だと言われ、早く、更新しなよ!」

みたいに、たまに、突かれたりしてますが、なにせ、「表具屋って何するお店??」と

知り合った人に解説するのが大変な職業です。

昔は、世間一般的に誰でも知っていた職業だったんですけどね。

そんなわけで、新規一転、再チャレンジをして一年、ちょこちょこ 作ってます。

ようやく、形になってきたので、宣言してみました。

乞うご期待?  


Posted by 清水表装店 at 23:02Comments(0)ホームページだぞ

2011年10月10日

実は新聞にも載っているんです。

  久しぶりの投稿です。
 
「スローライフ」?とかいう、町の紹介の雑誌が刊行されたそうです。
なかなか、人気とのことらしいです。私は存在をしりませんでした。

 私達の商売は職人仕事でも、特殊な部類に入ります。
基本的に、自分で商品を生み出すことはしません。お客様から預かった作品を加工するのです。
なので、セキュリティーの関係からも大々的に宣伝はできません。
何より仕立て直した作品はお客様のものです。

そして、逸話もいっぱいありますが、個人情報にもなるので、あまり公表することはできません。

ですが、意外に手がけた仕事が新聞などにも載っているのです。
そして、海外に出展する作品を手がけたり、昔から知る人ぞ知るお店なのです。
今でも、静岡で本当にちゃんと次代に残そうと思っている人が来ることが多いです。
ただ、知っている人が少ないのが難です><

先日も新聞に載った芸術家の作家さんから、聞いた話では、
知り合った作家さんから、「掛軸をどこで仕立てたんですか?」といわれ、
「会場の近くの静岡の表具屋さん」と答えたそうです。
その作家さんは、捜したけど静岡に表具をする人がいないと、わざわざ京都へ注文して仕立てたそうです。
京都印が付くものは、小京都の静岡とランクが違うからな~~
ちなみに、京都の表具屋でもできない仕事を普通に家でやっていたりしています。

美術家、芸術家の皆さんは、作品が後世に残ってのんぼの仕事です。
その為には、いくつかの条件があります。
その中でも、恐らく一番軽んじられているのが職人の存在でしょう
名前が残る作家さん達にはしっかりした職人さんの相棒がいたのです。
それは、仕立て直す前の仕事を見れば、判ります。
いわゆるサイコメトラーとプロファイリング能力が必須にちかいですが~~

そんなわけで、ちゃんとした作品を残したい人は来てくださいねー










  


Posted by 清水表装店 at 21:50Comments(0)ブログでツブヤキ

2011年05月29日

感謝です。

 先日、ネットで見たというお客さんが見えました。このサイトだと思うのですが、どうなんでしょう?
実際のところ私達の仕事は個人のプライバシーに深く関わるので、一般的な会社のように
功績を誇示することが出来ないので、困ります。
ですので、仕事内容だけ今回は特別にのせてみました。

 ある地区の地図の裏打ちをしました。
昔の地図は100年以上経っても実用性のある和紙に書いてあるので、丈夫なのです。
ただし、100年以上経っているとコンパクトに畳んである為、折れ目や皺がいっぱいです。
しかも広げると2m弱×2m60位あります。普通のお店では場所の関係からもまず無理でしょう。
仕事は地図に使ってあった特殊な部類に入る和紙を使ったので、特別な事がなければ、
その地区の方達の今までと同様の努力で普通に100年以上は後世に伝わっていくと思います。

ちなみに、
最近、全国の不動産屋さんが、昔の古地図を買いあさっているらしいです。
やはり、地震の影響で昔の土地がどういう土地だったのか気になり要約、気づいたみたいです。
だけど、買ったはいいけど、どこの土地の地図だか判らないそうだ・・・・
現在の地図と比べることが出来ないらし・・・・
家へ持ってくれば、教えた上げるのに、お礼は仕事でいいですよ!

  


Posted by 清水表装店 at 23:04Comments(0)裏打ち

2011年01月23日

これってどうよ


 今日はこれまた久しぶりに投稿しましたが、
全てが新しくなってました。

しかし、自分のブログを見てみて、びっくり

グーグルって思いっきり、邪魔な宣伝してくれてるよねface07

 確かに、営業からいけば、無料でやってるやつより
そちらの方が必要なんでしょうが
自分のブログで人の宣伝するなんて・・・・・

しかも、全て手作業の個人相手に、安価で大量生産、会社の規模も大きい相手の宣伝

果たして、この宣伝を消せるのでしょうか?
  


Posted by 清水表装店 at 22:08Comments(0)

2011年01月23日

おそまきながら

 
 今年のお正月の華を姉が生けてくれましたので、
 こんな風に飾ってみました。
 
 背景の屏風は紙を染めるところから
 全て手製のオリジナルです。
  


Posted by 清水表装店 at 21:56Comments(0)

2010年07月26日

職業の分類 困った時の清水さん?!

 
 久しぶりの投稿です。

 さて、今日も、材料を売ってくれと 間違えて、いや、わざわざ、わざとお店に入ってきました。

 私の店は、近所で材料を売っているお店があるので、義理人情はもちろん、他人の領分をとることをしていません。

そして、今日来た人も、いつもの様に、近所のお店が休みだったので、わざわざ、家にきたのですが、

どうも、 物を頼みにいく場所が知らなかったようです。

ですから、 チョッと書いてみました。


1、表具屋さんは、額などを扱うお店の本家であり、そこから、材料を安く簡単にお金を稼げるように考え出された結果が多くの額屋さんであります。
 最近では、多くの既製品が出来ていますが、すっかり値段が高くなり、材料の質を考えると、もう少しお金をだして、材料もしっかりした額を注文してつくったほうが良いと思うところです。

 つくりは基本、下地がベニヤ板で出来ているかって所です。

2、油絵を入れる額と 日本画を入れる額とは基本的に違います。
   油絵の場合はそれこそ、額屋の部類に入ります。
最近は日本画も油絵のような額にいれますが、油絵は西洋式の額縁になります。

マットなどの入れ替えも基本的に額屋さんになります。

3、 表具屋さんは紙や布など、貼るのが仕事です。
   仕事を頼まれたお客さんの多少の無茶を聞く事はしますが、
   お客ではない人に、まして、専門職に向かって自分で貼ると豪語する人達に、つける薬も言葉もありません。

   材料は材料屋さんで、買ってください。   

ただし、どの業界も同じでしょうが、素人と玄人は使う材料も道具も使い方も技術も違います。

4、本当に困っている時に物をたずねる時は、自分の氏素性と探している目的を正直に言ってください。
   仮に、教えてあげることができるとしても、目的が分からなければ、教えてあげることもできません、

   餅は餅屋で、多種多様です。

5、はっきり言って、時代の流れもあり、材料も人材も原材料も技術も無くなった現在、安くやることが出来ません。
手間のかかる仕事をしてくれる職人は職人の中でも少なく絶滅寸前です。 
(家もその中の一軒ですが) 
法外な金額はいくらなんでも取りませんが、こんな仕事をしてくれるお店は、大概どの職業でも、仕事に費やした対価は必要最低限のお店が多いです。 
自分で出来ない事をやってもらうのですから、納得してください。 
 

 と今日はここまで素。 では  


Posted by 清水表装店 at 23:39Comments(0)知識な豆知識

2010年03月24日

オフ会 お約束記事

お約束の記事です。
オフ会に初めて参加させてもらいました。
会場にいる時点で。写真は撮ってるし、記事も携帯で書いてるッぽかったり、すごいなーって思いました。

久しぶりに、大勢の他人の中で話をしたので、普段いかに他職業の人達と話していない事を実感しました。

会場で会った方、話した方、ありがとうございました。
また、これを見てくださる方々も宜しくお願いします。

  
タグ :オフ会


Posted by 清水表装店 at 21:57Comments(4)ブログでツブヤキ

2010年03月09日

書画の裏打ち


 以前は「切り絵」の裏打ちを載せましたが、今回は墨を摺って墨で書かれた画仙紙の裏打ちです。

 裏打ちは和紙と洋紙でするのがありますが、今回は洋紙です。

 仕事によっては、数種類の和紙使って1回~4回裏打ちをします。
 
写真1 
 
  
 
 これは、墨で書いた半紙を洋紙で1回の裏打ちになります。

      因みにこれを書いた方は筆を持って何十年の熟練者です。

写真2

  
 写真1 実はこんなにぐしゃぐしゃに丸めてあったんです。

 このように、裏打ちをすれば、こんなになってても 破れていても出来ます。
 ただし、丸めてできた「しわ」などを伸ばし裏打ちするには熟練の技術が要ります。
 裏打ちした後は、「しわ」などは無くなります。

  


Posted by 清水表装店 at 23:07Comments(0)裏打ち

2010年02月11日

裏打ち  

 
 「裏打ち」という言葉を知ってますか?
 
 昔の刑事ドラマなどで刑事が 「裏付け捜査」や「話の裏打ちをする。」などと
言ってた時代もありました。 
 
 裏打ちと言うのは、国語辞典によると

裏打ち・・・物の裏に、さらに布、紙、革などをはりあわせて、強くする事。補強。他の面から確かめる事

 実際には「裏打ち」は和紙や洋紙を裏から貼り付けて刷毛(はけ)で撫で付けたり、
刷毛を打ちつけます。


このように裏から貼り付けた紙を刷毛で叩く作業のことを「裏打ち」と言います。

私達の職種では、この裏打ち作業の善し悪しが仕上がりの全てになります。

そして、この「裏打ち」は物事をはっきりさせる意味で使う事もあり、
実際に「裏打ち」をすることで、2枚合わせティッシュぺーパーの一枚より薄い紙や
見にくい薄い線や色が、厚くなることではっきりと見えるようになります。

そこで、ワンポイント!!
 皆さんが、美術館などで目にする超一流の画家たちの作品は、なんと
裏打ちをするして、作品になった時のことも考えて描いているんですよ。


この「裏打ち」は色々なものにできます。紙はもちろん刺繍をした布や
着物や、帯などの織物などにもすることもできます。
それだけに、技術もいるので、同業者だからといって
誰もが綺麗に「裏打ち」できると言うものではありません。

金額は「裏打ち」をするモノと、回数と使用する紙(和紙と洋紙など)によっても変わります。

 あと、機械でできる「裏打ち」があり、値段を聞いた事はありませんが、
私の家では、全部、手作業なので、高いと思います。

ただし、作品の迫力などは損なうことなく良くなります。

たまに額屋さんでも、手に負えないモノは持って来るんですよ。

  


Posted by 清水表装店 at 22:38Comments(0)裏打ち