2010年07月26日
職業の分類 困った時の清水さん?!
久しぶりの投稿です。
さて、今日も、材料を売ってくれと 間違えて、いや、わざわざ、わざとお店に入ってきました。
私の店は、近所で材料を売っているお店があるので、義理人情はもちろん、他人の領分をとることをしていません。
そして、今日来た人も、いつもの様に、近所のお店が休みだったので、わざわざ、家にきたのですが、
どうも、 物を頼みにいく場所が知らなかったようです。
ですから、 チョッと書いてみました。
1、表具屋さんは、額などを扱うお店の本家であり、そこから、材料を安く簡単にお金を稼げるように考え出された結果が多くの額屋さんであります。
最近では、多くの既製品が出来ていますが、すっかり値段が高くなり、材料の質を考えると、もう少しお金をだして、材料もしっかりした額を注文してつくったほうが良いと思うところです。
つくりは基本、下地がベニヤ板で出来ているかって所です。
2、油絵を入れる額と 日本画を入れる額とは基本的に違います。
油絵の場合はそれこそ、額屋の部類に入ります。
最近は日本画も油絵のような額にいれますが、油絵は西洋式の額縁になります。
マットなどの入れ替えも基本的に額屋さんになります。
3、 表具屋さんは紙や布など、貼るのが仕事です。
仕事を頼まれたお客さんの多少の無茶を聞く事はしますが、
お客ではない人に、まして、専門職に向かって自分で貼ると豪語する人達に、つける薬も言葉もありません。
材料は材料屋さんで、買ってください。
ただし、どの業界も同じでしょうが、素人と玄人は使う材料も道具も使い方も技術も違います。
4、本当に困っている時に物をたずねる時は、自分の氏素性と探している目的を正直に言ってください。
仮に、教えてあげることができるとしても、目的が分からなければ、教えてあげることもできません、
餅は餅屋で、多種多様です。
5、はっきり言って、時代の流れもあり、材料も人材も原材料も技術も無くなった現在、安くやることが出来ません。
手間のかかる仕事をしてくれる職人は職人の中でも少なく絶滅寸前です。
(家もその中の一軒ですが)
法外な金額はいくらなんでも取りませんが、こんな仕事をしてくれるお店は、大概どの職業でも、仕事に費やした対価は必要最低限のお店が多いです。
自分で出来ない事をやってもらうのですから、納得してください。
と今日はここまで素。 では
Posted by 清水表装店 at 23:39│Comments(0)
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